2010年1月24日日曜日

高齢者虐待

厚生労働省の平成20年度の高齢者虐待の調査結果です。

①養介護施設従事者等による高齢者虐待

・相談・通報者は、「家族・親族」が34.6%で最も多く、次いで「当該施設職員」25.7%であった。

・虐待の事実が認められた事例における施設種別は、「認知症対応型共同生活介護」31.4%、「特別養護老人ホーム」30.0%、「介護老人保健施設」15.7%の順であった。

・虐待の種別・類型では、「身体的虐待」が最も多く74.3%、次いで「心理的虐待」30.0%、「介護等放棄」5.7%であった(重複あり)。

・被虐待高齢者は、女性が70.2%を占め、年齢は80歳代が54.8%であった。要介護度は3以上が67.2%を占めた。

・虐待者は、40歳未満が46.5%、職種は「介護職員」が89.5%である。



②養護者による高齢者虐待

相談・通報者は、「介護支援専門員等」が43.8%で最も多く、次いで「家族親族」13.3%、「被虐待高齢者本人」11.8%であった。

虐待の種別・類型では、「身体的虐待」が63.6%で最も多く、次いで「心理的虐待」38.0%、「介護等放棄」27.0%、「経済的虐待」25.7%であった(重複あり)。

被虐待高齢者は、女性が77.8%、年齢は80歳代が41.7%であった。

虐待者との同居の有無では、同居が86.0%、世帯構成は「未婚の子と同一世帯」が35.6%で最も多く、既婚の子を合わせると63.0%が子と同一世帯であった。

「息子」が40.2%で最も多く、次いで「夫」17.3%、「娘」15.1%であった。



詳細は,下記をご覧ください。
厚生労働省 平成20年度 
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000002mce.html


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